現場で得る一次情報を大切にしたい

滋賀県甲賀市信楽のクライアントを訪問して来ました。数年前に朝ドラ「スカーレット」の舞台になった信楽。

今回ご相談をいただいた際、クライアントの社長様から「京都へ伺います」と言っていただいたのですが、私が現地へ伺いました。

私が住む京都からは、電車を何度か乗り換えて片道2時間弱。

時間では、新幹線で行く名古屋より遠く、東京より少し近い場所ですので、近くはないです。

でも、直接職場を訪問して商品を手に取り、それを作っておられる従業員の方々の様子を拝見したかったのです。

現場には、文字や映像や伝聞ではモレてしまう空気感・雰囲気があります。

そして、私というコンサルタントの質感も、皆さんに感じていただきたかったのです。

コンサルティングの仕事は、クライアントとの共創だから、クライアントの状況について、出来るだけ多くの一次情報を持っておきたくて。

現地では、一日かけて議論をしました。

議論している間に、社長にかかってくる電話、ランチの時の雑談。オンライン会議では排除されるそういう「中断」「おまけ」からも多くのことが感じられ、やはり現場へ伺って良かったと思いました。

単線である信楽高原鉄道の帰り道、新緑の車窓を眺めながら、しみじみと。

情報を得ることをとことん効率化すると、「現場へ足を運ぶ」ことは一見時間の無駄のように見えるかもしれません。

けれど、確かな情報を得ることは、どのような仕事でも大切な基本行動です。

合理化・効率化して良いタスクとそうではないタスクを区別して、全体として最適な仕事の仕方を大切にしたいですね。